Life goes on

何かJavaScriptとかVimとかMacとかに関係してそうな深淵から覗かれる者

Vimをこれから始めたいと思ってる人達に教えたいVimを使いこなすのに必要な、たった一つのコマンド

こんにちは。最近またもブログが停滞気味ですが、みなさんはいかがお過しでしょうか。


さて、こちらの記事はVim Advent Calendar 2011 : ATNDの11日目のエントリになります。2011年の11日目というのは何だかステキ!


と、言う事で本題です。タイトルは年末にふさわしく釣りタイトルです。どうも自分がVimを使えるようになったのはこのブログを遡ってみると2009/9月からのようです。ブログはちゃんと書いた方が良いですね。こういう時に。
食欲の秋なので、vimにも手を出してみました。 - Life goes on


それまでは、EmacsTextmateを使っていた訳で、vimはこの時まで全然上達しなかった訳ですが、何でマトモにVimを使えるようになったのかなーと考えた所一つの結論に達しました。それは…


<Esc>の代わりに<C-[>を使う。


これでした。他の方のハイレベルなVimmerぶりを表わすエントリに対して、本当にこんなエントリで大変に申し訳ありませんが、聞いてください。


Vimを始めるにあたり、操作法をググるとしましょう。例えば、"vim コマンド"あたりで。で、内容を見ていくと「インサートモードからノーマルモードに戻すにはEscを押しましょう」とか書いてると思うんです。大概。でも、を押すって結構な心理的障壁があると思います。キーボードの一番左上とかで、全然押しやすくない。他の移動だとかのコマンドが大体ホームポジションだったりするのに。なのに、結構な頻度で使用するはずのが遠いのが、自分の中ではVimを使うにあたっての一番「面倒だなー」と思った所でした。


まず、"モードという概念がある"という部分よりも、"モードを切り替えるのに、を押さないといけない"と思うと「面倒な事しないと、使えないのか」になります。で、面倒だと思うと、操作が億劫になってきます。自分は何回もTuotrialをやっても、Vimがしっくり来なかったんですが何でなのか考えたときに一番これが当てはまりました。


詳細は忘れましたが、そんな折に上記のが、の代わりに使えるというのを知った訳です。それまでも、Emacsを使ってはいましたが、キャンセルとかを使う為に全くこんなコマンドは知りませんでした。これを知ってから「もしや…」と思い、Vimを使った所、凄くスムーズに使える自分に気付いた訳です。特に*nux圏の人々には当たり前の事なんだろうと思うんですが、それ以外の文化圏の人達だとこういうキーバインドは結構盲点なんじゃないかと思います。


は前述の通り、キーボードでは一番左上ですが、であれば、左手と右手の小指を少し動かすだけで、モードの切り替えができる訳です。もちろん、CtrlがCaps Lockの位置にあると想定しての話ですが。この差は思った以上に大きくて、まず心理的な負担が全然違ってきます。後は豊富なキーバインドによるVimの多彩な操作を堪能できるという訳です。


この事が万人に当てはまるかどうかは非常に微妙ではあるんですが、こういう人種もいるんだなーという事で。という事で、11日目のVim Advent Calendar 2011はちょっとこれから、Vimを始めてみたい!という人達への箸休め的なエントリでした。


明日はbleisさんのAdvent Calendarです。