勉強会でのメモの取り方
Frontrend Advent Calendar 2014 - Qiitaの13日目の記事です。
ネタをどうしようかなーと思ってたのですが、以前のNode学園祭2014でメモ取ってGistに公開してますが、やり方どんな風にしてるのか聞かれた覚えあったので、思いついたとこ書いてきます。
Frontrendも勉強会ですし、この機会に。フロントエンド感はちなみに皆無です。
入力環境
まずは、メモの入力環境ですが以下の環境になっています。
実際のところこれだけだったりします。まあ、普段からIMはSKKを使ってるんで、特にメモのためだけってわけじゃないですが。
Vim
Vimでメモ取る一番のメリットは自分のなかではコピペを始めとする編集の速さになります。
例えば、一つ上の行をコピペして現在行に貼り付けする際は、jyyp
だけでいけます。
もちろん、セッション聞きながらメモを取っていくわけなので、こういった編集作業でいちいちマウスやトラックパッドなど使って範囲選択してコピーとかやってると、大事な発言聞き逃しちゃったりしかねないために、Vimのキーボードでの編集能力の高さは、すごく助かります。
まあ、ショートカットとか使えばブログとか書くのに使ってる、iA Writer for Macなんかで書くのもメモっていうだけであれば良いのですが、やっぱりGistに連携という部分でコピペになってしまうんで、Vimの方が良いです。
vim-markdown
Vimの場合デフォルトでMarkdownシンタックスがありますが、plasticboy/vim-markdownというプラグインを入れてあります。シンタックスがさらに見やすくなり、移動に便利なキーバインドがついてたりで、至れり尽くせりです。
Skk.vim
tyru/skk.vimはVimでSKK入力できるプラグインです。かれこれ、6年位はSKK使ってるので文章入力はこれないと死ねます。
余談ですが、Vim以外のソフトではAqua SKKでまかなっています。開発停止して悲しみ。
SKKだと他のIMと違ってひらがなやカタカナの入力が直接されるので(確定する必要がない)入力スピードが上がる…気がします。
Gist-vim
次にメモ取るのに個人的にすごく必要なのがmattn/gist-vimです。
これを使うとVimで編集してる文章を:w
で保存すると即座にgistに反映してくれるというスグレモノです。
このプラグインがないと「ほぼリアルタイムで更新」とか無理です。自分の場合は大体1スライドで1回保存する感じです。
メモの取り方
環境は上述の通りなんですが、実際にメモを取る時は「スライドが公開されなくても自分がメモを見返して、セッションを思い出せる」ことを基準にしてます。
セッションの始まる前
まず勉強会のタイトルをh1で記入します。自分は基本1つのmdファイルで1つの勉強会という感じです。
次にセッション始まる前にh2でセッションタイトル入れます。講演者の名前は書いたり書かなかったり決まってないです。
このセッションタイトルなんかはイベントの公式サイトからコピペします。自分で書いちゃうとうろ覚えで書いてしまい、あとで、発表スライドを探すとき要らない苦労するので。
セッション中
基本1つのスライドでh3の見出しつけます。大体スライドにタイトルぽいのあるのでそれを書いてきます。
タイトルぽいのない場合あるんですが、その場合話聞いて次のスライド行く前に適当にタイトルつけます。
その後の話は話題としてグループになりそうなものをリストで概要書きます。書いた概要に関連した話題も箇条書きにして段落下げて書いてきます。
次の話題になったらリストをトップの段落にして同じ繰り返し。
聞いていて、一つ上のグループだなと感じたならh4以下に変更していきます。
スライド変わったらまたh3のタイトル付けからやってきます
メモ取りのコツ?みたいなの
コツじゃなくて、当たり前かもしれないですけど。
話のキーワードをメモする
速記とかできるわけじゃないので、発表する人の話を聞いてキーワードになることをメモしてます。このキーワードは大体スライドに書かれてることが多いので、これをさくっとメモしていきます。
全くの絵だけのスライドとかはそんなに無いので、大体これで上手く行くかと。このキーワードがh3になること多いです。
キーワードに沿って補足を書いていく
話の流れは大体、キーワードに沿って展開されていくことが多いので、これをリストなどでメモしていきます。
これは一段目のリストで補足のタイトル的なの書いていき、補足の内容も一段目のリストとして書いていきます。話が変ったなーと思ったら、それまでの補足の内容をvk
ヴィジュアルモードで選んで>>
で二段目にしていったりしてます。その繰り返し。
参考URLについて
参考として出されるURLについては速攻で、検索しておきます。時間に余裕があれば、そのリンクもメモにその時に貼っていきますが、余裕が無ければブラウザのタブに開きっぱなしにしておいて、後で時間があったときにそのリンクを貼ります。
時間に余裕が無くても、タイトルだけは入れておくようにしておきます。これで後で「どこにURL入れるんだっけ?」みたいな手間がなくなります。
タイトル入れるのとURLは自作のLayzie/make-md-linkっていうクッソ簡単なブックマークレット使ってコピペですぐMarkdownとして使えるようにしています。
発表スライド自体は気が向けば、このメモにまとめていきますが後日公開などのものであれば、Pinboardにブックマークして終わりということが多いです。
まとめ
とまあ、ツールは自分の好きなものを使えばよろしいかと思うんですが、メモは意識的にこう取るみたいなのは決めておいた方が良いかなと思います。
これしていくと、自分で発表する側に回ったときにも構成考えるのに役に立ってる…気がしています。メモ取りやすい構成かどうかっていう視点で考えられるので。
機会があれば、みなさんもガンガンとメモ取って公開していってはいかがでしょうか。違う視点でのメモが多いと勉強会への理解も高まる気がします。
明日はGinpeiさんの番です。楽しみですね。
Gitterが一般βになったので早速やってみたんだけど、ムッチャ感動するレベルだった
Gitterに感動した
金曜にメールチェックしてたら「Gitterが一般βになったから誰でも参加できるようになったよ」ってメールが届いてた。 確か以前は抽選かなんかだったんだけど、アイディアがちょっと面白いなーと思って参加できるようになったらメールでお知らせしてもらおうと登録してたんだけど。
早速、試してみたんだけど…久々に感動するレベルのWebサービスでした。
そもそもこのサービス何なのか知らない人が大半だと思うんで、ちょっと説明するとこんな感じです。
GitHubのリポジトリやOrganization単位でチャットルームを作ることができる
まあ、これだけなんですが。WebアプリとMacアプリがあってiPhoneとかのモバイル対応はまだらしい。とはいえ、Webアプリの方をMobile Safariなんかで見たらそこそこ見やすい感じではあります。
今回の説明はMacアプリの方でスクリーンショットを取ってみました。例としてhtml5j-englishで見てみます。
まず自分のGitHubのアカウントを入力してログインすると、自分のOrganizationやリポジトリの一覧がずらーっと出てきます。この時にプライベートリポジトリを見る場合はさらにGitHubの方で許可してあげないといけません。 今回プライベートのヤツはモザイクかけています。
で、Organizationでもリポジトリでもクリックしたらすぐにそれに紐付いたチャットルームを立ち上げてくれます。Organizationの場合は特定のリポジトリのSettings > Webhooks & Service > Gitter
でtokenとか渡してあげると、そのリポジトリの動きが表示されるようになります。最初にリポジトリ単位であれば勝手にやってくれるようです。便利。
肝心のチャット部分はなんとmarkdownで記述できます。しかもGitHubのmarkdownそのまま使えるようになってるんで、コードとか記述するとかemojiとかも大丈夫。で、issueの番号なんかも#3
とかすると該当のものにリンクしてくれます。超絶便利。
またREADMEとかに付けられるバッジもあるんで、これ付けておけば使ってる人とかOrganizationのメンバー間とのコミュニケーションが簡単にできそう。プライベートなリポジトリなんかのチャットはそのリポジトリが見れる人じゃないと入れないそうなんで、これまた安心です。オープンなリポジトリは誰でも入れます。
懸念点としては、現在はβ版なんで無料なんですが正式サービスになった場合の料金体系がまだ分からないってところですか。あとは思った以上にMacアプリがWebそのまんまなんで、わざわざアプリ使わなくても…感あるとことか。 ただ、GitHubのリポジトリ単位でのコミュニケーションには非常に便利で今までIRCとか色々なサービス使わなきゃいけなかったのが、これだけで大丈夫になるのはとても便利。
導入とか簡単なんで、みんなもぜひ使うと良いと思います。多分これは金払うわ。
現場からは以上です。